映画「コスタリカの奇跡」
こんにちは。
先日、JICA地球広場さんが主催で行われた『コスタリカの奇跡-積極的平和国家のつくり方-』を見に行きました。
映画の中では、どのようにコスタリカが軍隊を撤廃を実現し、それを維持してきたのかが描かれています。そんなコスタリカ、2016 年には地球幸福度指数(HPI)の世界ランキングで世界一に輝いています。
イベントの最初では、簡単なコスタリカの説明があったので、映画を理解する上で予備知識がなかった私はとても助かりました!
私の覚えている限りだと...
- 教育と社会保障に力を入れている
- 自然が豊かで、世界の動植物の1割が生息している
- 主要産業は、製造業と観光業
- 製造業は、特に医療品で海外企業の誘致に力を入れている
- 観光業は、エコツーリズム先進国
- コーヒーも有名
- 常備軍をもたない
この映画では、本当の平和って何だろうということを考えさせられました。
コスタリカの人にとっては、軍を持たないことが普通であり、軍を持っていることが想像できないと。
武力ではなく、話し合いで解決することを実践している姿や、それを強く支持し続ける国民がいるコスタリカに衝撃を受けました。
日本も憲法9条で軍事力保持を禁じているにも関わらず、自衛隊がいたり米軍基地が国内にある中で、コスタリカとの分かれ道はなんだったのだろうかと複雑な気持ちに。
歴史的背景も異なるので、コスタリカのモデルがそのまま適応されるとは思いませんが、平和への希望を見せてもらった感じです。
コスタリカもまだまだ問題を抱えており、
- 現地コスタリカ人たちの環境に対する意識の低さ
- 首都の治安悪化(アメリカからの麻薬ルートとなっている)
最後にユナイテッドピープル株式会社の関根さんのお話の中で、印象に残ったのは「コスタリカの政治家の方々はビジョンを掲げる。日本に足りないのはあとビジョンだけ」。
そんな時に頭に思い浮かんだのは、ジョン・F・ケネディの名言である、
"Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country."
「国があなたのために何をしてくれるのかを問うのではなく、あなたが国のために何を成すことができるのかを問うて欲しい。」
ビジョンのある政治家が日本にも増えるためにも、まずは自分ができることとして、選挙にいかなければと思いました。そして、若い世代への教育の重要性を再確認しました。
とても内容の濃い映画なので、見る人によって視点が異なるとは思うのですが、平和を願う気持ちを共有できる素敵な作品でした!オススメです!